井戸掘り記録(その5)

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 いよいよ井戸枠を現場に運びます。こうして見ると長いですね。
 重さもなかなかで、横にして中央あたりで肩に担いでいるうちはいいのですが、縦にして下方で支えると、よほど注意しないとバランスを崩して一気に倒してしまいそうです。

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 あとは穴に挿入するばかりですが…
 下手をするとこれまでの苦労が台無しになりそうで、ちょっと「賭け」のような気分です。
 本当にこの寸法で良かったろうか?途中で変なふうにはまってしまい、抜き差しならなくなったら?とか。
 しかし実際にはほとんど抵抗なく、ズルリンという感じで穴底まで滑り降りました。穴底はみっちり固まっている手応えです。

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 井戸枠上端部品を仮に乗っけてみました。
 残存吸込み管に対しては深さで約4cm、平面で約4cmズレてしまいました。
 

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 井戸枠内に土が落ちないようにフタをしておきます。
 それから井戸枠回りを埋め戻し、保護のためのブロックを置きます。

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 井戸枠の底をのぞいてみました。水面が光って見えます。

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 泥砂取り器と長柄が現場にスタンバイです。

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 最初の浚渫です。まっくろですが泥砂取り器です。泥砂が開口から溢れ出てきました。

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 泥砂取り器を井戸枠の中で上下させたときにキャップの縁が引っかかるようなので、なるべく削って丸くしてみました。
 こういう細工は接着前にやっておきたかったです。

 結果論になりますが、当地の掘削の場合は、井戸枠下端のソケットは不要だった?

 

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 泥砂取り作業第2日。
 3回目〜10回目の泥砂をバケツに汲み置いたものです。 

 

 

 

 

 

 6時間後の様子です。
 泥が沈んで、上半分くらいは澄んできました。

 

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 泥砂取り作業第2日。

 そばに置いてあるバケツは、ちょこっと手や器具を濯ぐためのものです。

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 汲み出すにつれ、かなり水分が多くなりましたので、その場で井戸枠の回りに水を捨ててしまうことにしました。

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