井戸掘り記録(その4)

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 掘削作業はそろそろ見極め時です。基準面を再確認して、巻尺で計測してみます。
 すると地上から穴底までは542cmでした。
 水面はこれまで地下2〜3mの間でしたから、水深としては250cmは確保できたことになります。

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 路上に穴広げ器3号を寝かせて、542cmという深さを見てみます。
(左写真のチョーク白線間が542cmです)
 長柄の付け外しに不安を抱えながらも、何とかこの深さまで到達しました。
 水深250cmが得られたことを良しとして、掘削作業を終了することにします。
 

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 基準面から残存吸込み管までの深さを確認しておきます。
 井戸枠上端が残存吸込み管に合うよう井戸枠長さを決めなければなりません。

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 井戸枠にする75mm塩ビ管に電動ドリルで径4mmの小穴を多数開けます。
 小穴を開ける範囲は、底部から200cmまでとしました。

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 ドリルは4mm下穴あけ用を使用しました。先細になっていて、塩ビへの突き込みが良いように思いました。

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 とにかく小穴は数が多いですし、削りかすが沢山でますので、意外に手間のかかる作業です。
 塩ビ管を地面に置いてでは腰がもちません。急遽ベニヤ板で作業台を作りました。
 穴を開け終わって気が付いたのですが、こんな太い塩ビ管でも結構しなっているのですね。井戸穴に挿入のとき大丈夫かな?

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 塩ビの75mmフタと20mmアングルで井戸枠上端の部品を作ります。
 フタにアングルを挿し込む穴をあけました。

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 フタにアングルを挿し込み、接着しました。

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 井戸枠とその内側に入る吸込み管を仮組みして並べてみます。
 井戸底からストレーナまでは約50cmとしました。

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 井戸枠上端部です。

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 井戸枠下端部です。
 75mm管の先端に付いているのはギザギザ切り込みを入れたVUソケットで、実は穴広げ器1号からの流用です。

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 吸込み管下端部のストレーナです。
 ストレーナの上にあるのは、井戸枠の中心にストレーナを保持するためにペットボトルから作りました。
 というのは井戸枠75mm塩ビ管が意外にしなっているので、井戸枠内壁にストレーナがくっついてしまうことを心配したためです。しかしそれは心配無用のことかもしれません。

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