井戸掘り記録(その2)

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 長柄スコップで掘った穴は径7cmしかありません。これではお話にならないので、なんとか穴径を広げようと穴広げ器1号を使うことに。
 ところが穴広げ器1号は粘性土に対して所期の機能を発揮しない、ばかりか先端の部品が穴底に脱落してしまいました。

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 それならと穴広げ器2号は単純な突き崩し式にしてみましたが、みっちり詰まった粘性土は手強くて能率があがりません。
 それでも1号と2号の奮闘で、深さ300cmまでの穴径は10cmになりました。

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 やはり穴底に1号の脱落部品が引っかかっていては支障があるでしょう。
 小石が現れたときに備えて作製していた長柄トングが出動です。
 泥中のものは狙いがつかず、たいへん時間がかかってしまいました。
 この日は9時30分から始めて、中断もあって15時20分に摘み上げ成功でした。

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 やれやれ掘削再開です。
 穴底に水面が光って見えます。測ってみると水面は地下305cmでした。

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 長柄スコップで掘り進めます。スコップを引き上げると、途中が地下水で洗われて塩ビの色が見えています。
 深さ400cmまで掘り進みました。

 

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 深さ360cmあたりで赤錆状の硬い層が少しありました。
 深さ380cmから黒鉄色の砂質土層に入りました。密度が高くなかなか掘り進めません。

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 これまで掘り進むに従い、長柄の20mm塩ビ管はねじソケットで継ぎ足してきたのでした。
 しかし深さ5mに近くなると、柄の長さもそれ以上にあるわけで、地上に引き上げたときの取り回しが容易ではありません…

 

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 2階のベランダに長柄を引き上げて立て掛けるときの「受け」を組みました。

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 また、掘削穴すぐ脇のフェンス上にも太めの針金で「受け」を設けました。

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