井戸掘り器具

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●長柄スコップ

●オタマ

●長柄、ねじソケット、スペーサー

●水汲みペットボトル

●砂取りペットボトル

 

 

 

●穴広げ器1号

●穴広げ器2号、2号改

●穴広げ器3号

●泥砂取り器
 (曽我部さんの井戸掘り器)

●長柄トング

●長柄の受け

●その他
 

 

穴広げ器1号

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 長柄スコップであけた穴(約7〜8cm)を広げる目的で作りました。
 VP75とソケットで作ってありますので、「これで穴があけば井戸枠VP75の挿入は楽勝」というもくろみでしたが、うまくいきませんでした。

 先端のソケットのギザで土を削り、プロペラ状のステンレス板で管内に取り込む。ゴム弁で逆流を防ぐという仕組みを考えました。
 しかし当地の砂質土に対しては、先端ギザは掘削力不足。ステンレス板はそもそも強度不足で変形して脱落してしまいました。
 (この脱落部品を井戸底から回収するのに大変苦労してしまいました)

 

穴広げ器2号

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 1号が失敗してしまいましたので、突き崩す機能だけに絞ったのが穴広げ器2号です。
 先端を尖らせたのが2号改です。

 しかしこれも、土への食い込み力が不足なのと、崩した土を引き上げる手段がないのとでアイデア倒れ。

 

穴広げ器3号

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  「掘りかつ引き上げる機能としては、やはり「らせん」が必要ではないか。強度的には金属製である必要も 」と考えて、市販品の購入に踏み切りました。

 似たような穴掘りドリルは他店にもありますが、ドリル部とハンドル部が分割できるタイプは日本直販しかありませんでした。

 

 市販品のドリル部とハンドル部の中間をねじソケット付きの長柄で延長して使用します。

 性能は目論見どおり、みっちり詰まった砂質土にも食い付いて、引き上げてきます。

 

 「掘る」ことに関しては上手くいきましたが、問題が発生。

 穴広げ器3号(ドリル式)を使うようになってねじソケットの締め込みトルクが強くなり、付け外しが困難になってきました。
 無理に外すとねじソケットが割れてしまいます。といって取り回し上、外さないわけにもいかず…

 ねじソケットが割れてしまった個所は、金具入りのめねじソケットで作り直すはめになりました。

 また、長柄の上端に金属製のハンドルがついたためトップヘビーになり、壁に立て掛けたときに大きくしなってしまうのです。深く掘るにつれ長柄の取り回しが困難になってきました。

 

泥砂取り器

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 これは曽我部さんの「井戸掘り器」と同じ物です。
 ただし先端は材料の都合でソケットではなくキャップに穴をあけたものになっています。

 用途も「掘る」というよりは、井戸枠挿入後、井戸底の泥砂を浚うために使います。

 先端穴から泥砂を取り込み、ゴム板弁で逆流を防ぎつつ引き上げるというシンプルな機構ですが、動作は良好でした。

 泥砂取り器を井戸枠の中で上下させたときにキャップの縁が引っかかるようなので、なるべく削って丸くしてみました。
 こういう細工は接着前にやっておきたかったです。

 

長柄トング

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 井戸穴に何か物を落としたときの備えとして、一種のマジックハンドを作りました。

 バカな話ですが、これを作るために掘削作業がしばらく中断してしまいました。写真のものは3作目で、きりがないので一応決定版としました。

 物をつかむ部分は、調理器具として市販されているトングです。しかし材質は硬いものとペラペラのものがあります。もちろん硬いものの方が向いています。

 機構は、トングの後端の紐を引くことで、トングを塩ビ管に引き込み、閉じさせます。
 あとはそのトングのストロークを支持する板を両側に取付けています。
 紐を緩めると内蔵のバネでトングが戻りますが、あるていど以上塩ビ管に引き込むとバネは効かずトングは閉じたままになります。

 結局、長柄トングが出動したのは、脱落した穴広げ器1号の部品を拾ったとき1回かぎりでした。

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