大気汚染測定結果

1.測定日時

2005年12月1日(木)午後6時 〜2日(金)午後6時

2.測定日天気

第1日:晴(北北西の風平均風速3.2m/s)

第2日:薄曇(北北西の風平均風速2.4m/s)

3.測定方法

小型カプセルを用いた簡易測定法による二酸化窒素(NO2)測定

4.測定数

カプセル配布数 210

回収数     174

有効回収数   167(有効回収率79.5%)

5.参加者

134名(カプセル設置または準備作業に参加)。75施設

6.測定全体   [表1][表2][図1][地図1]

 

測定数  167

平均値  47ppb(地上計 48ppb)

最大値  81ppb 、ひ07 (大橋1−10−15)

最小値  21ppb 、ほ01 (駒場保育園、駒場1−22−1)

7.経年変化   [表3〜4][図3〜4]

 

@目黒の全測定点、A東京2kmメッシュ測定について

8.保育園・学校等   [表2][図2]

 

(1) 保育園

(2) 学童保育クラブ・児童館

(3) 小学校

(4) 中学校

 

◆集計の詳細はインターネットでも公開しています

http://www25.big.or.jp/~tomi/air/meguro/

《測定結果についての所見》

1.概観 

今回の測定結果は、2004年12月に比べやや低めの値でしたが、12月の測定としてはここ4年ほど横ばい傾向が続いています。近年の排ガス規制にもかかわらず、一定の汚染が定着してしまった様相があります。

あいかわらず幹線道路沿いはその他の場所に比べて汚染が際立っており、排気ガスの脅威に直接曝されている実態が憂慮されます。

平均値は48ppb (地上計)。現基準ゾーンを超えている(60ppb を超える)地点は地上測定点のうちの12.1%でした。旧基準(20ppb 以下)をクリアした測定点はありませんでした。

2.保育園・学校等 

今回測定を実施した施設はほとんど現基準ゾーン以下の値でした。しかし子供たちの成育環境としては、より一層の改善が望まれます。

 

《測定活動全体の状況》

    1. 目黒実行委員会事務局が運営困難になったため、2004年6月測定から測定点数を大幅に削減しました。(従来のメッシュ測定等の定点を廃止しました)
    2. 東京連絡会を通じて測定運動参加団体に向け測定データの電子化・共有化を呼びかけています。
    3. 「自動車メーカーの責任を認め、東京全域の大気汚染被害者を救済する判決を求める署名」に賛同しています。

◆大気汚染測定結果はインターネットでも公開しています

http://www25.big.or.jp/~tomi/air/meguro/