大気汚染測定結果

1.測定日時

2004年12月2日(木)午後6時 〜3日(金)午後6時

2.測定日天気

第1日:快晴(北西の風平均風速4.4m/s)

第2日:快晴(南西の風平均風速2.3m/s)

3.測定方法

小型カプセルを用いた簡易測定法による二酸化窒素(NO2)測定

4.測定数

カプセル配布数 216

回収数     184

有効回収数   169(有効回収率78.2%)

5.参加者

138名(カプセル設置または準備作業に参加)。76施設

6.測定全体   [表1][表2][図1][地図1]

 

測定数  169

平均値  50ppb(地上計 49ppb)

最大値  79ppb 、ひ03 (青葉台3−6−30東)

最小値  25ppb 、ほ11 (祐天寺保育園、祐天寺1−10−9)

7.経年変化   [表3〜4][図3〜4]

 

@目黒の全測定点、A東京2kmメッシュ測定について

8.保育園・学校等   [表2][図2]

 

(1) 保育園

(2) 学童保育クラブ・児童館

(3) 小学校

(4) 中学校

 

《測定結果についての所見》

1.概観 

今回の測定結果は、2003年12月測定と同等、2004年6月測定よりも平均値で3ppb 減少しました。ほぼ横ばいという様相です。

従来は12月より6月の方が測定値は低いというのが通説でしたが、ここ2〜3年は夏も冬も差が見られません。平均値は通年50ppb 前後に定着してしまいそうな傾向です。

ディーゼル車規制の結果煤煙排出が減少したと言われていますが、NO2汚染を見る限りでは目立った改善がありません。

平均値は49ppb (地上計)。現基準ゾーンを超えている(60ppb を超える)測定点は14.0%(地上)。旧基準(20ppb 以下)をクリアした測定点はありませんでした。

2.保育園・学校等 

全体的には現基準ゾーンになんとかおさまっていますが、一部施設では基準超過も見られました。

子どもたちの育成環境としては問題のあるレベルです。

《測定活動全体の状況》

    1. 目黒実行委員会事務局が運営困難になったため、2004年6月測定から測定点数を大幅に削減しました。(従来のメッシュ測定等の定点を廃止しました)
    2. 東京連絡会を通じて測定運動参加団体に向け測定データの電子化・共有化を呼びかけています。
    3. 「自動車メーカーの責任を認め、東京全域の大気汚染被害者を救済する判決を求める署名」に賛同しています。

◆大気汚染測定結果はインターネットでも公開しています

http://www25.big.or.jp/~tomi/air/meguro/

(2003年3月からアドレスが替わりました)